ライフスタイルコラム

万能・ラベンダー精油の底力

ラベンダー精油

精油の中で一番有名なものは?といえば、ラベンダーを思い出す方も多いのではないでしょうか?
私も、はじめて買った精油がラベンダーでした。そしてその時は知らなかったのですが、ラベンダーにはいろいろな種類があり、種類によって、その成分も違うため、効能や使い方も変わってくるのです。
親しみやすく使い易い精油であるラベンダーのすばらしい効能と、知っておいたほうがいい種類のことなどご紹介して行きます。

ラベンダー精油について

野に咲くラベンダー

さきほどもふれましたが、ラベンダーには様々な種類があります。ここでは、ラベンダー・アングスティフォリア(真正ラベンダー)についてご紹介してゆきます。
ラベンダー・アングスティフォリアはイングリッシュラベンダー、コモンラベンダーとも呼ばれます。
爽やかで心を落ち着かせてくれるような香りは、リラックスや安眠の香りとしても有名ですが、ラベンダーの作用はリラックス系以外にもいろいろとあり、安全性も高いため、アロマテラピーの万能精油とも言われています。

【 主な作用】

・こころを落ち着かせ、眠りにいざなう作用
・細菌や真菌(カビ)から感染を防ぐ助けとなる
・肌の炎症を軽減し、傷や傷痕を治しやすくする
・痛みを和らげたり、筋肉の緊張を緩めたりする

【 知っておきたい成分 】
リナロール
こころや体を鎮静してくれる、血圧を下げる助けとなる、不安を取り除く作用がある
モノテルペンアルコール類
 お肌にやさしいのが特徴で、抗菌作用にも優れ、感染症から守ってくれる香りのグループ
エステル類
  身体や神経系を鎮静させる香りのグループ

【 禁忌事項 】
使用方法・使用量の目安を守れば特になし

ラベンダー精油の使用体験談

プリザーブドフラワー講師という仕事柄、毎日のようにレッスン中にグルーガン(熱でボンドを溶かしながら接着する道具)を使うので、しょっちゅう手に小さな火傷をしています。
火傷をした時のこれまでの私の応急措置は、まずは水で冷やし、その後、アイスノンをタオルに巻いて患部を冷やす。といったもの。でも、仕事中で冷やしたりする暇がないときなんて、ただ痛いのを我慢する(泣)しかないこともあります。
しかし、アロマの勉強をしてからは、ラベンダーの精油が大活躍です!

ラベンダー精油とバンドエイドを貼った火傷した指

ラベンダー・アングスティフォリアには、炎症を抑える作用、痛みを抑える作用、皮膚組織を再生してくれる作用などがあり、精油の中では数少ない原液で直接肌に使用できる精油なので、火傷のケアにはぴったり!

正確に言えば、皮膚組織を再生する成分が多いラベンダー・スピカという種類もおすすめなのですが、詳しくはまた次回に。
ラベンダー精油をそのまま幹部に塗布してもいいのですが、私の場合は、絆創膏にラベンダー精油を数滴垂らしたものを火傷した指に巻きつけます。普段なら水ぶくれになって、じんじんと痛む傷が15分〜20分くらいで痛みが治まってきます。

そして、夜になってバンドエイドを剥がしてみると…

火傷した指が水ぶくれにならずに白い跡がついている

そうなんです!水ぶくれになっていない!

この白い部分みていただくとよくわかると思いますが、もし、水ぶくれになっていたら・・・と思うとぞっとするくらい大きいですよね。

もう、なんどもこの応急措置を繰り返していますが、毎回このように中に水が溜まらず、水ぶくれになりません。そして皮膚が白く、ちょっと硬くなって、徐々に痛みがとれます。
もちろん、跡も残っていません。
私の場合は、グルーガンでの火傷なので毎回こんな感じですが、もっとひどい火傷で、患部の皮がめくれてしまったり、炎症を起こしてじゅくじゅくしてしまった場合などは、すぐに病院に行ってください。

ひどい火傷の際には、病院から出される抗生剤入りのクリームなどで炎症が治まっても、完治するには時間がかかると思いますので、ジュクジュクが治ってから病院のお薬とラベンダーを併用するのがおすすめです。

自分がよく火傷をするので、今日は火傷について詳しく書きましたが、ラベンダーには痛みを和らげたり、筋肉の緊張を緩めたりする成分もあるので、寝違いなどの急な痛みや、筋肉痛、腰痛、肩こりなどのいろいろな痛みにも効果の見込める精油です。我が家には数種類のラベンダーを常に3本くらい常備していますが、(もちろんアロマ教室をしているということもありますが)一般家庭でも、いざという時の応急措置ように是非1本は常備しておくと便利な精油です。

さいごに

今日は、ラベンダー精油についてご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?
アロマコラムでは、これからラベンダー精油以外にも様々な精油の人体実験(笑!)使用実体験などご紹介して行きたいと思います。ラベンダー精油の火傷への使用方法は、これまでもレッスンで生徒さんたちにお伝えしてきていますが、使われた方はみなさん、効果はもちろんですが、つけている間の”香りに癒される〜”という感想をいただきます。
この香りの効果もとても大事なんです。火傷をして痛いという嫌なイメージが、いい香りという良いイメージに置き換わって、火傷の痛みによるストレスも和らげてくれるのだとおもいます。
火傷しないに越したことはありませんが、もしもの場合には一度試してみてくださいね。

プラナロムのラベンダー精油は、定形外発送OKの直営オンラインショップ”精油の森”でも販売しています♪

オンラインショップ精油の森のウサギのイラスト

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