ライフスタイルコラム
9.302018
とっても簡単!精油でつくるアロマ香水の作り方
みなさん、香水は使われますか?素敵な香水はたくさんありますが、最近のオーガニックブームや、市販のものでは香りが強すぎたり、他の人と香りがかぶってしまって残念な思いをした..などの理由で、手作りのアロマ香水が注目を集めています。ブルーメンアロマでも、”世界でたったひとつアロマ香水レッスン”という手作りアロマ香水のレッスンは人気の講座のひとつです。
今日は、手作り香水ってどうやって作るの?自分でできるの?そんなあなたのために、手作りアロマ香水の作り方をご紹介してゆきます。
アロマ香水の作り方
アロマ香水は、アロマオイル(精油)を無水エタノールにブレンドするだけ簡単につくれます。
本格的にはムエットを使用し、香りをためしてから作りますが、こちらでは誰でも簡単に作れる混ぜるだけの方法をご紹介します。
材料・道具
お好みの精油 20滴 (数種類あるといいです)
無水エタノール 10ml
* 10%濃度の香水遮光スプレー瓶
ビーカー(なければ、遮光瓶に直接入れてもOK)
ここで、ブレンドする精油についてですが、プロが作るアロマ香水の場合は、数百種類もの精油をブレンドしてつくられるそうですが、自分でつくるには、そんなにたくさんの種類の精油がご用意できないと思いますので、自分のもっているものだけで大丈夫です!レッスンでは何十種類もの精油の中からお好きな香りをお選びいただいています。
作り方
- ビーカー(遮光瓶)に10mlの無水エタノールを入れる
- 自分がブレンドしたいと思う精油を数種類選び、ビーカー(遮光瓶)に入れしっかり混ぜる
驚きの簡単2ステップで完成です!
作ってすぐはエタノールの香りが強いため、馴染むまで最低でも数日、できれば2〜3週間寝かせてからつかいます。
エタノールには、植物性エタノールとそうでないものがありますが、できれば植物性のものを選ぶといいと思います。私は、いつもKENSOのものをしようしています。
少し詳しいアロマ香水の作り方 〜ノート〜について
とっても簡単なアロマ香水作りですが、もう少しこだわりたい方は、精油のブレンドの際に、”ノート”について知っているとより良いものになるとおもます。
ノートについて
香りの中には消えてしまいやすいものもあるし、ずっと長持ちする香りもあります。これらの違いは、香りの元となる精油の芳香成分の揮発性の違いによって生じ、これをノート=香りの揮発度といいます。
3種類のノートと代表的な精油
トップノート :プチグレン、ベルガモット、ネロリ、ティトゥリーなど
ミドルノート :ローズ、ジャスミン、イランイラン、フランキンセンスなど
ベースノート :サンダルウッド、パチュリー、ミルラなど
*ノート別の精油の種類は書籍や資料によっては違いがある場合があります。
香りがたつ早さはトップ→ミドル→ベースの順に遅くなって行きますので、
トップノートはすぐに香り立つ軽く爽やかな香り、ミドルノートは中程度、ベースノートは一番長く香りが持続する重い香りになります。ブレンドする際には、ベース→ミドル→トップの順でいれてゆきます。
精油をブレンドする際には、この3つのノートをミックスするとバランスが良いとされていますが、比率に関しては自分の好みで大丈夫です!
トップノートの精油は、一番分子が小さいため、香りが飛びやすくなっており、トップ→ミドル→ベースの順に香りが継続する長さも長くなってゆきますので、この3種類をミックスすると、時間ととも変化する香りも楽しめると思います。
もっと優しい香りの香油でロールオンアロマ作り
香油は無水エタノールをつかわず、オイルに精油を混ぜて作ります。無水エタノールが苦手な方や、アルコールアレルギーのある方などは、こちらがおすすめです。
作り方は、エタノールをオイルに変えるだけ。ここで使うオイルは、酸化しにくいホホバ油やファーナス油が最適です。
エタノールを使った香水よりもやわらかい香りが特徴で、コロコロ直接肌に塗れるロールオン容器にいれれば、ロールオンアロマが完成です!
ロールオン容器は、透明なものを選び、中にドライフラワーを入れた、見た目も素敵なハーバリウム風ロールオンアロマも素敵です。
アロマ香水オリジナルレシピ(半量)
おすすめのレシピをご紹介します。
エタノール5ml (精油濃度10%、精油10滴)
パチュリー1滴
ローズマリーカンファー2滴
ローズ 1滴
イランイラン1滴
ラベンダー1滴
ベルガモット2滴
ブラックスプルース1滴
サンダルウッド 1滴
ローズやイランイランの入った花系の華やかな香りですが、ローズマリーカンファーの苦味が程よく効き甘すぎずサンダルウッドやパチュリーの残り香りも素敵なブレンドです。
男性におすすめのブレンド
エタノール5ml (精油濃度10%、精油10滴)
クロモジ 2滴
パチュリー1滴
オレンジスゥイート 1滴
グレープフルーツ 1滴
イランイラン 1滴
ジュニパー 2滴
スペアミント1滴
アカマツヨーロッパ 1滴
珍しい日本の精油クロモジを使ったブレンドです。クロモジがなければ、ヒノキなど和風の精油であればよく合うと思います。樹木系の香りに、柑橘系、ハーブ系を合わせたさややかでいて知的さを感じさせるそんな香りです。
さいごに
思いの外簡単にできるアロマ香水の作り方に驚かれた方も多いかと思います。
アロマ香水は、たくさんの種類の精油を混ぜれば、それぞれの香りの相乗効果で複雑で深みのある香りになり、もともとの香りと全く違ってくることがあります。そんな理由からなかなか完成形の香りの想像がしづらく、作ってみないとわからない難しさもありますが、一度作るとたいへん楽しくはまってしまう方も多いです。
ご興味持たれましたら、是非一度試してみてくださいね。
アロマを扱っているスクールではだいたいアロマ香水のカリキュラムは用意していると思いますので、お肌につけるものですので、選ばれる際には品質の良いオーガニックな精油を使い、またたくさんの種類の精油から好みの香りを選べるスクールを選ばれるといいと思います。